研究・産学連携 リスクマネジメント歯科学分野

概要

人口高齢化により、重篤な全身疾患をもち、複数の薬を内服・使用し、手術やカテーテル治療を受け、人工ペースメーカー等のデバイスを植え込まれている高齢者が、歯科外来でも増えています。また、先天性心疾患や代謝疾患をもつ若い患者さんの来院も少なくありません。このような患者さんの歯科医療では全身的偶発症の頻度が高くなります。そこで、その安全な歯科医療を実現するために必要な医学的観点からのリスクマネジメントの方法論を、臨床疫学的手法や基礎医学的研究により、歯科医療従事者の視点から構築することがリスクマネジメント歯科学分野の第1の目的です。そのうえで、医学的エビデンスに基づく安全な歯科医療を実現でき、医学的知識あるいは技術を背景に、医師、看護師あるいはその他医療従事者と実質的な連携が可能な歯科医療従事者の育成が第2の目的です。

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研究テーマ

  • 循環器疾患をもつ高齢者における局所麻酔薬の催不整脈作用に関する研究
  • 循環器疾患をもつ高齢者の歯科治療時の循環器系偶発症予測システム開発に関する研究
  • 局所麻酔薬による心電図再分極指標への影響に関する研究
  • 開心術患者の観血的歯科治療における周術期偶発症に関する疫学的研究

所属構成員

大渡 凡人
氏名 大渡 凡人
役職 教授
研究内容
  • ・循環器疾患をもつ高齢者における局所麻酔薬の催不整脈作用に関する研究
  • ・循環器疾患をもつ高齢者の歯科治療時の循環器系偶発症予測システム開発に関する研究
  • ・局所麻酔薬による心電図再分極指標への影響に関する研究
  • ・開心術患者の観血的歯科治療における周術期偶発症に関する疫学的研究

担当授業科目

  • 歯科医療リスクマネジメント I、II(歯学科)

主な実績

著書

  • 大渡 凡人(単著),全身的偶発症とリスクマネジメント―高齢者歯科診療のストラテジー,p1-350,医歯薬出版,2012
  • 大渡 凡人(単著),高齢者歯科臨床ナビゲーション(疾患別内科エマージェンシー対応),p1-300,医歯薬出版,2003
  • 大渡 凡人(共著),有病者歯科学,13)悪心、嘔吐、下痢,90-93,永末書店,2018
  • 大渡 凡人(共著),スペシャルニーズデンティストリー 障害者歯科 第2版,難病(特定疾患),200-205,医歯薬出版,2017
  • 大渡 凡人(共著),老年歯科医学,リスク管理,332-334,医歯薬出版,2015

原著

  • Tomaru M, Takano H, Osakabe N, Yasuda A, Inoue K, Yanagisawa R, Ohwatari T, Uematsu H., Dietary supplementation with cacao liquor proanthocyanidins prevents elevation of blood glucose levels in diabetic obese mice., Nutrition, 23, 4, 351-5, 2007
  • Masahiro Umino, Tsuneto Ohwatari and Masanori Nagao, A new method of recording somatosensory evoked potentials by randomized electrical tooth stimulation with 6 levels of intensity, Pain, 64, 2, 269-276, 1995
  • Masahiro Umino, Tsuneto Ohwatari, Tosio Masuda, Yasuya Kubota, Effects of Extensive Oral Surgery and Hemorrhage on Coagulation and Fibriolysis, J Oral Maxillofac Surg, 51, 5, 499-505, 1993
  • Masahiro Umino, Tsuneto Ohwatari, Kazuhiro Shimoyama and Masanori Nagao, Long-Term Obserbation of the Relation Bitween Pain Intensity and Serum Carbamazepine Concentration in Elderly Patients With Trigeminal Neuralgia, J Oral Maxillofac Surg, 51, 12, 1338-1344, 1993
  • Umino M, Sano H, Ohwatari T, Oka S, Kubota Y, Relationship Between Subjective Pain Estimation and Somatosensory Evocked Potentials by Electrical Tooth Stimulation, The Bulletin Of Tokyo Medical And Dental University, 35, 3, 67-74, 1988

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