学部・大学院 進路

歯学部歯学科を卒業した後の進路は、臨床研修後の病院や歯科診療所への勤務、大学院に進んでの研究・指導能力の研さん、歯科医療に関係した行政機関への関与など、さまざまな道があります。先輩の声も参考にして、自分の進むべき道を見つけ、その目標に向かって有意義な学生生活を送ってください。

臨床研修

臨床研修は、歯科医師免許取得後に課せられた1年以上の研修で、歯科医師に必要な生涯研修の第一歩です。九州歯科大学附属病院では、歯科医師として必要な態度・習慣を身につけることを目標に、管理型施設である当病院と診療所などの協力型施設とで1年間の研修を行っています。
臨床研修終了後の進路には、診療所での勤務をはじめ、大学院への進学や専門医を目指す登録医制度があります。

研修の目的

  • 歯科医師としての倫理観を養い、患者・家族に信頼される
  • 歯科の健康上の不安や障害を排除する
  • Problem Oriented Systemを理解・実践する
  • 自ら行った処置の予後を予測する
  • 歯科健康保健の保持増進のための助言・援助をする
  • インフォームドコンセントを尊重し、患者に十分な説明を行い、同意を得る
  • 歯科診療上の偶発的な事態に適切に対応する
  • 常に能動的で研修意欲を持つ
  • 将来の目標を確立する

大学院

歯科医学に関するさらに高度な専門医療知識・技術を習得したい場合は大学院に進みます。大学院では、大半の期間を研究活動にあて、研究成果を上げるとともに研究指導能力を養う研さんを積むことになります。修士課程(口腔保健学専攻)では2年間、博士課程(歯学専攻)では4年間の課程を修了し、研究から得た知見をまとめた学位論文の審査に合格すれば、修士(口腔保健学)、博士(歯学)の学位が授与されます。

地域社会で活躍する卒業生

これまで、多くの卒業生が巣立っていきました。現在、日本全国各地や台湾・アメリカなどの海外で活躍している同窓生がたくさんいます。そのうち約9割は何らかのかたちで地域社会の歯科医療に貢献しています。残りの約1割は教育・研究機関に所属して、著しく進歩している歯科医学の発展のために努力しています。

加藤陽子(大学29期卒)
小児専門開業医

初めて小児歯科に配属された学生の時、これだ!と思いました。とにかくこどもが大好きで、それからは小児一筋。
10年間こども専門の歯科に勤務、この間大学にもお世話になり、その後開業しましたが、よき指導者に恵まれ、本当にラッキーでした。学生時代は歯科にむいてないかも?と迷っていた私が、今日熱く診療できるのも諸先輩方のおかげです。
今度は私が支える番。小児歯科の面白さ奥深さを、微力ながら伝えていこうと思います。

加藤陽子(大学29期卒)

矢野淳也(大学46期卒)
行政機関勤務

九州歯科大学の教員経験を経て、現在は地域の保健行政に携わっています。患者さまに対して自分の能力を直接発揮できる臨床現場は歯科医師にとってポピュラーな活躍の場ですが、地域住民や国民を対象に5年、10年先を見据え、制度設計、環境・基盤整備を通じて社会の枠組みそのものへアプローチできることは、行政の立場ならではの魅力です。
学生の皆さんが見識を広め、それぞれの道で社会に貢献できる歯科医師になることを願っています。

矢野淳也(大学46期卒)

河野通直(大学54期卒)
総合病院歯科口腔外科勤務

総合病院歯科口腔外科に勤務しています。仕事内容は、紹介患者さまの診察、救急受診の患者さまの処置、入院患者さまの歯の治療と多岐にわたります。具体的には、心臓血管外科手術予定の患者さまの口腔ケアや、耳鼻咽喉科や形成外科、整形外科など医科の先生方との手術、誤嚥<ごえん>性肺炎の患者さまへ経鼻ファイバーを用いた嚥下<えんげ>評価を行っています。学会参加や勉強会、交流会などのイベントもあり、有意義な毎日を過ごしています。

河野通直(大学54期卒)

ページトップ