概要
共通基盤教育部門では、一般教養、基礎科学、語学および社会歯科学の教育を担当しています。入学直後から卒業時まで一貫して、主体的に学習に取り組み、自ら問題を抽出し解決する能力を身につけさせることに主眼を置いています。専門教育を受けるために必要な基礎的教育を行うと同時に、歯科医師に求められる社会歯学の知識や倫理観を備えた人間性の涵養に努めて、全人的歯科医療を実践できる歯科医師養成のための学生教育を担当しています。また、各教科担当の教員はそれぞれ専門の研究を行い、最新の研究に基づいた教育を実施すべく、常に授業内容の改善に取り組んでいます。
研究テーマ
- 大学における初年次教育の充実に関する研究
- 歯科保健医療行政(医療保険、介護保険、産業歯科保健を含む)に関する研究
- ランダムウォークの大域的性質の研究
- 図書館運営、ラーニングコモンズに関する研究
- 摂食行動に関する脳研究
- 口腔内立体認知能に関する研究
- 有標の言語表現に関する研究
- 歯科医学を学ぶ学生に求められる英語力育成のための効果的な指導方法の開発
所属構成員
氏名 |
吉野 賢一 |
役職 |
教授 |
研究内容 |
- ・視覚誘導性舌運動における前頭前野の働き、光イメージング脳機能測定による美味しさの評価、粘性飲料による前頭前野への影響について、口腔内および手指における立体認知能について
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氏名 |
福泉 隆喜 |
役職 |
准教授、病院教授 |
研究内容 |
- ・初年次教育の充実に関する研究
- ・在宅療養高齢者の歯科医療と介護サービスの今後のあり方に関する研究
- ・介護予防における口腔機能・栄養改善の推進に関する研究
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担当授業科目
歯学部、大学院
- 基礎教育セミナー
- 英語(英語、英語Ⅰ、英語Ⅱ、英語論文講読入門)
- 数学(数学、基礎数学、数理科学、数理科学Ⅰ~Ⅱ、統計解析の基礎)
- 社会歯科学(社会歯科学Ⅰ~Ⅲ、保健医療特論Ⅰ~Ⅳ、保健医療特論演習Ⅰ・Ⅱ、保健医療特論講究、基礎生命科学実習Ⅰ)
- 生物学(生物学、基礎生物学、基礎生命科学実習Ⅱ)
- 摂食脳科学
- 総合科目等(歯学概論Ⅰ・Ⅱ、プロフェッショナリズムⅠ・Ⅲ、総合講義Ⅰ・Ⅱ)
主な実績
- Y. Fukai: A survey of a property of random walks on a cycle graph. Josai Mathematical Monographs 11, 37-45, 2018.
- Y. Kaiho “Conjunctions and a Q-implicature: A Study with Reference to soshite in Japanese and Sentence-Initial and in English” 『英語文学の諸相―立命館大学英米文学会論集』 200-216、金星堂、2020.
- Naniwa M, Nakatomi C, Hitomi S, Matsuda K, Tabuchi T, Sugiyama D, Kubo S, Miytamura Y, Yoshino K Akifusa S, Ono K: Analgesic mechanisms of steroid ointment against oral ulcerative mucositis in a rat model. Int J Mol Sci. 22(22):12600.doi:10.3390/ijms222212600.2021.
- 福泉隆喜、山口摂崇:介護保険制度、新版 歯科医療管理(日本歯科医療管理学会編集)(改訂第2刷)、医歯薬出版、東京、2022.
- Yuki Ikeda, Yasunari Fukai, Yoshihiro Mizoguchi: A property of random walks on a cycle graph. Pacific Journal of Mathematics for Industry, 2015.