研究・産学連携 臨床病理診断学分野

概要

九州歯科大学附属病院ではう蝕(虫歯)や歯周病だけでなく、口腔顎<がく>顔面領域に生じるさまざまな病気の治療を行います。適切な治療を行うためには、それらの病気の正確な診断を下す必要があります。その方法の一つとして病変部の一部を切り取り顕微鏡で組織を調べるという病理組織診断があります。また、病変の一部からこすりとられた細胞を顕微鏡で調べる細胞診という診断方法もあります。当分野はその病理組織診断や細胞診による診断業務を専門とし、当附属病院の診療に貢献しています。

研究テーマ

  • 口腔顎顔面領域に生じる病変の外科病理学的研究
  • 細胞診の精度向上を目指す臨床病理学的研究

所属構成員

氏名 矢田 直美
役職 准教授
研究内容
  • ・口腔潜在的悪性疾患におけるAQP3の発現について
  • ・口腔潜在的悪性疾患・口腔癌におけるRNAメチル化の意義について
  • ・口腔擦過細胞診の診断精度

担当授業科目

  • 疾病とその病態
  • 摂食嚥下学実習
  • 基礎生命科学実習 Ⅱ
  • 口腔病理学 Ⅰ,Ⅱ,Ⅳ

主な実績

著書

  • 口腔癌取り扱い規約(第2版) 金原出版 2019年(共著)
  • 癌診療指針のための病理診断プラクティス 唾液腺/口腔・歯原性腫瘍 筋上皮癌 中山書店 2019年(共著)
  • 細胞診ガイドライン5 消化器、金原出版、18-79、2015(共著)

原著論文

  • 矢田直美,松尾拡: 口腔表在癌の病理 口腔細胞診の現状 口腔癌の早期発見へ向けて.日本口腔腫瘍学会誌32、207-217、2020
  • Udompatanakorn C, Yada N, Matsuo K. Assessing the Expression of Aquaporin 3Antigen-Recognition Sites in Oral Squamous Cell Carcinoma. Appl ImmunohistochemMol Morphol. doi: 10.1097/PAI.0000000000000802. 2019

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